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「がん」タグアーカイブ
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金沢大学のバイオベンチャー:キュービクスと
金沢大学 消化器内科:金子周一教授らと5年に渡り研究
世界で初めて血液細胞が「ガン」に
反応する様子を遺伝子レベルで突き止めた
画像診断では、最新のマシンでも5㎜以上のガンしか発見できないが、
マイクロアレイ血液検査は、ガン細胞の初期段階を発見できる
発見できるのは、消化器系のガン
胃ガン、大腸ガン、すい臓ガン、胆道ガンなど
ガンの有無を判別する精度は、98%
ガンが発生すると血液中の細胞の遺伝子:RNAに異変が起こる
その遺伝子が、どのように異変しているかを解析、
どこの臓器にガンがあるかを特定する検査法
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ゲートタワーIGTクリニックに訪れる患者の多くは、
手術や放射線など治療はできないと言われた末期のがん患者ばかり
ゲートタワーIGTクリニック:堀信一が行うのは、動脈塞栓術
がん細胞は栄養を摂るために新しい血管を作らせている
その栄養を送る血管を塞ぐことで がんを弱らせ死滅させる
●がんを兵糧攻めして死滅させる動脈塞栓術
CTスキャンと血管造影機で患部の3D画像を作成
がんに栄養を運ぶ動脈を割り出す
脚の付け根の動脈から細くしなやかな管:マイクロカテーテルを挿入
血管の中をたどって患部に到達させる
血管の内側には痛みを感じる神経がないため全身麻酔が必要ない
注射器をカテーテルにあてがい、抗がん剤を注入し患部に流し込む
抗がん剤に含まれる小さな粒子が血管を塞ぐ
これで栄養を送る血管は断ち切られ、がんは弱っていく
抗がん剤が全身に広がることはない
脳腫瘍、白血病、眼腫瘍などは治療できない
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●たった一滴の尿からがんを識別する線虫
九州大学 広津崇亮 助教授の研究
健康な人の尿とがん患者の尿を垂らし、
その真ん中に線虫、およそ100匹を置くと
がん患者の尿に寄っていくことを発見
これにより尿を提出するだけで早期がんが発見でき、
がん検診に対する敷居が低くなった
線虫と腫瘍マーカーの比較では、
腫瘍マーカーが25%に対し、
線虫は95.8%と高い精度を反応を示した
線虫とは、1ミリ程度の細長い糸状の生物
線虫は好きな匂いに寄り、嫌いな匂いから逃げる行動をとる
がん細胞には線虫が好む独特の匂いがあり、それに吸い寄せられる
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夢の扉+で紹介
内科医であり世界屈指の科学者:児玉龍彦(東京大学教授)
副作用だけを抑え、がん細胞だけを攻撃する新薬の開発に挑んでいる
児玉は新薬を開発するため、
スーパーコンピューター京と最先端分野のスペシャリストを結集させた
●なぜ抗がん剤は辛い副作用をもたらすのか?
人の体は無数の細胞でできている
その細胞の中にある遺伝子に
何らかの原因で傷がつくと制限なく細胞が増殖を続ける
抗がん剤は盛んに増殖する細胞をめがけ攻撃する
しかしその細胞ががんではない事も
皮膚、毛髪、骨髄の細胞は正常な状態でも活発に増殖する
そうして正常な細胞にもダメージを与えてしまう
これが副作用の原因
●副作用だけを抑え、がん細胞だけを攻撃する新薬
開発するのは性質の違う2つの薬
1つ目はがん細胞を見つけ出しくっつく
次に2つ目がその薬と合体、がんを攻撃
薬にチームプレイをさせる画期的な考え
結ばれてこそ力を発揮するがん治療薬を
児玉は愛の神:キューピットと彼に恋する娘:プシケの愛の抱擁に例えた
タンパク質工学のスペシャリスト:杉山暁 助教授はキューピット担当
少しでもがん細胞とくっつきやすいタイプのタンパク質を開発
薬学のスペシャリスト:清水洋平 特任助教授は がんを攻撃するプシケを担当
プシケのがんを攻撃する力を少しでも高める
極小の世界を解析するスペシャリスト:溝端栄一 助教授(大阪大)が
薬の合体の設計を助ける
プシケとキューピットの結晶を作り、X線を当て姿をはっきりと捉える
2つが結合した大きさは1/20万㎜
分子シミュレーションのスペシャリスト:篠田恵子 特任助教授が、
スパーコンピューターを用い、大阪大が明らかにした結晶構造を基に
プシケとキューピットが体内でどう合体しているか?をシミュレーション
これが世界が注目するスパコン創薬
篠田はキューピットやプシケの形や動きを少しずつ変え、
一番がん細胞に有効なタイプを探っていく
まずは大腸がん向けの薬で特許を出願、10年以内の実用化を目指している
全身に転移したがんの治療薬としても期待がされている
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●採血だけで13種類のがんを発見する検査
国立がん研究センター 分子細胞治療研究:落合隆広氏によると
それは人の細胞が血液中に出す物質:マイクロRNAの解析
細胞が がん化するとがんの種類によってマイクロRNAの分泌量や種類が
変化することが最新の研究で明らかになった
1、今までは難しかった がんの早期発見が可能
2、一度の血液検査で13種類くらいのがんを発見
国立がん研究センターに保存されている がん患者の血液
6万5000サンプルのマイクロRNAを分析
食道がん、肺がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、胆道がん、すい臓がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、肉腫、神経膠腫の日本人に発症例が多い13種類のがん
2018年からの実用化に向けて研究が進められている
今後は健康診断の血液検査の一項目としてマイクロRNAによるがん検診を実施
値段は2万円程度を想定
さらにアルツハイマー病や うつ病、自閉症なども早期発見可能となる
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