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金沢大学のバイオベンチャー:キュービクスと

金沢大学 消化器内科:金子周一教授らと5年に渡り研究

 

世界で初めて血液細胞が「ガン」に

反応する様子を遺伝子レベルで突き止めた

 

画像診断では、最新のマシンでも5㎜以上のガンしか発見できないが、

マイクロアレイ血液検査は、ガン細胞の初期段階を発見できる

 

発見できるのは、消化器系のガン

胃ガン、大腸ガン、すい臓ガン、胆道ガンなど

 

ガンの有無を判別する精度は、98%

 

ガンが発生すると血液中の細胞の遺伝子:RNAに異変が起こる

その遺伝子が、どのように異変しているかを解析、

どこの臓器にガンがあるかを特定する検査法

(399)

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筋肉が萎縮し衰えていく難病:筋ジストロフィー

国内患者は2000人で根本的な治療は まだない

 

京都大学iPS細胞研究所:堀田秋津の研究

 

筋ジストロフィーの患者から作ったiPS細胞を

筋肉細胞に育てると筋ジストロフィーになってしまう

原因となる遺伝子を変えなければ正常な筋肉はできない

堀田は細胞の中の遺伝子手術を試みる

 

●ゲノム編集

筋ジストロフィーの患者から作ったiPS細胞に、

ハサミの役割を持つたんぱく質を入れる

そのハサミがDNAを目指して飛んでいく

病気の原因となる遺伝子は分かっていて、

それを探してくっつくように設計されている

するとそのDNA配列の一部をカット

 

病気の原因を取り除いたiPS細胞から健康な筋肉細胞を作り、

将来 治療に役立てようと考えている

(285)

開発したのは農業生物資源研究所:瀬筒秀樹

 

直径1mmの蚕の卵に1/100㎜の細い針を使って

光るオワンクラゲの蛍光タンパク質を作る遺伝子を注入

蚕の染色体の色々な場所に蛍光タンパク質の遺伝子を組み込んだ

 

組み込んだ場所によって蚕の光る場所が変わることが分かった

 

体が発光、目が発光など、試行錯誤を繰り返してノウハウを蓄積

そして光るシルクの開発に成功した

 

 

この技術を応用し、

クモの糸の遺伝子を組み込んで作ったのが、クモ糸シルク

 

クモの糸が持つ切れにくい特性を受け継ぎ、

強度が普通のシルクの1.5倍

蚕に薬の原料を作らせる事もできる

(318)

大腸菌が持つ4700の遺伝子のうち、

4300の遺伝子の役割が解明されてきた

 

それにより遺伝子組み換えした大腸菌を増殖ささせて、

任意の物質を大量に作れるようになった

 

●大腸菌を改良しペットボトルから没食子酸を生み出す

 

開発するのはバイオベンチャー:ジナリス

没食子酸とは、植物由来の薬品で液晶テレビなどに使う

半導体製造に欠かせない高価な薬品

 

それを石油由来のペットボトルのゴミから大腸菌を活用し作り出す

ペットボトルを食べる遺伝子を微生物から取出し、大腸菌に組み込む

その大腸菌を増殖させ、大腸菌にペットボトルを食べさせる

するとペットボトルが生物変換を起こし、没食子酸を生み出す

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