耐震・免震技術」カテゴリーアーカイブ

開発したのは、建築士:坂本祥一
 
設置するのは、ビルの屋上
ビルが揺れるとセンサーが感知し、
空気が送り込まれ、制振装置が浮かび上がる
揺れと逆方向に動き、揺れを制御する
空気で浮かせることで地面との摩擦を極限まで減らし、
風の小さな揺れから大地震の揺れまでスムーズに抑える仕組み
 
後付けも簡単、どんなビルにもコストを抑えて取り付けことができる

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開発したのは、建築士:坂本祥一
家の中にあるセンサーが揺れをキャッチすると
エアータンクの空気が建物と地盤の間に送り込まれる
空気を力で家全体を持ち上げている
薄いステンレスの板で家を囲み、
閉じ込めた空気で家を浮き上がらせる
 
地震発生からわずか0.5秒で空気の送出がスタートし、
完全に浮き上がるまで4秒ほど
その後、3分ほどかけてゆっくりと元に戻る
 
空気で浮かび上がるため、
家が揺れている地面から分断され地震の影響をほとんど受けずに済む
 
大きな家でも空気を送り込む機械は、
ホームセンターで売っているコンプレッサーでOK

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コンクリート表面が透けて見える耐震補強コーティング工法
 
・エムビーエス:山口県宇部市
 
●スケルトン(SKELETON)工法
イギリスのメーカーに特注した特殊な樹脂を塗る
ガラス繊維を編んだシートを乗せる
この繊維が樹脂と一体となって強度を上げる
樹脂が染み込むことで光が屈折しなくなるため透明になる
 
●透明にするメリット
施工後の微細なヒビも確認できるのでメンテナンスしやすい
従来の工法は補修した後は、綺麗に塗装し直して
補修痕を隠すのが業界の常識だった
 
笹子トンネル崩落事故では、天井の劣化を
点検で察知できなかったのが原因のひとつだった
スケルトン工法だと過去に補修した痕が、
そのまま見えるため同じ個所で劣化が進むと一目で分かる
 
このスケルトン工法を、いち早く採用したのが、
西日本高速道路

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●海底に5700キロものケーブルを張り巡らせる地震津波観測網

防災科学技術研究所:金沢敏彦は、

東日本大震災の18分前に予期したデータを活かせなかった

 

●日本海溝海底地震津波観測網:S-net

緊急地震速報を今より最大30秒早く知らせるシステム

5700キロものケーブルには筒状の物体がつながれている

上下動、水平動の地震計が地震を感知、

周辺の水圧の変化で津波の高さを計測する水圧計が搭載されている

これまで多くの地震の震源になってきた日本海溝に

総延長5700キロの光ケーブルと150の観測装置を設置

最も深いところで水深7800m

ケーブルは青森 千葉間の5つの陸上局に繋がれ、

データは24時間リアルタイムで気象庁と防災科学技術研究所に届く

総予算324億円の一大国家プロジェクト

 

●メンテナンスせず何十年も使えるシステム

万一の故障に備え、一つの装置に地震計は4つ、水圧計2つを搭載

センサーが故障しても他のセンサーのデータを使い、

地震と津波の情報を正しく測れるよう信頼性を確保

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震災時の発見から手軽な耐震技術が生まれた

 

開発したのは三井化学産資

 

元々防水用に使われていたポリウレア

 

この樹脂を使っていた養殖場が

津波の被害を受けた後も元の形のまま残っていた事で

スプレーを表面に塗布するだけで強靭になる特徴を見出した

 

さらに衝撃を受けても形態を保持しようとするので

コンクリートなどの構造物の補強に利用することを考えられている

 

清水建設と共同で建物の外壁の倒壊を防ぐものを開発中

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度6でも鉛筆が倒れないアクティブ免震装置:ラピュタ2D

 

 

開発したのは大林組 技術研究所

 

その心臓部であるアクチュエーターが建物の揺れを打ち消す

 

例えば、地面が右に10㎝動いた場合、

アクチュエーターが建物を左に10㎝動かすというもの

 

大きな揺れが起こった場合でも、これにより建物自体が揺れない

 

アクチュエーターを制御するコンピュータは、

揺れを感知すると1/500秒の速さで指令を出す

 

商品化されているがコスト面の問題があり、採用した物件はまだない

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