痛くない乳がんの診断装置「リングエコー」

乳がんによる死亡者数は、20年で2倍近く増えている
新たに乳がんと診断される女性も20年で3倍近く増えている
食生活の欧米化が、乳がん発症に影響していると言われている
早期にステージ1で発見できれば生存率は約100%近い
 
乳がん検査に使用されるマンモグラフィーは、
乳房を挟むため痛みが伴う上、
X線撮影による被ばくを心配する人もいる
エコー検査は、撮影技師の技量によって、
がんを見落としてしまうデメリットがある
 
リリーメドテック:東志保が開発している乳がんの画像診断装置は、丸い穴の開いたベッド
 
うつぶせに寝て丸い穴に乳房を入れて超音波を使った画像診断を行う
このシステムは、従来のエコー検査を発展させたもの
エコー検査で使われるハンドヘルスエコーは、
小型の装置から超音波を出し、
その反射によって乳房の中を画像化し、診断する
しかし装置が小さく映像化される範囲が限られてしまう
 
東が開発した装置は、リング型
リングの中に乳房を入れると360度囲み、
乳房を全てを画像化できるようになった
従来のエコー検査では超音波が体内まで届くように専用のゼリーを塗っていた
新しい装置には、穴の下にお湯を張った水槽がある
水槽の中でリング型の超音波装置が上下に動き、
乳房を断面で1㎜単位に画像化する
痛みや被ばくの心配がなく、技師の技量に関係なく撮影ができる

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