石油由来のプラスチックは、半永久的に分解されない
そこで期待されているのが石油を使わないバイオプラスチック
しかし植物由来のバイオプラスチックは、
強度が低く、溶ける温度が低い
 
●遺伝子組み換え大腸菌から造られるバイオプラスチック
 
開発したのは、
北陸先端科学技術大学院大学:金子達雄 教授
筑波大学:高谷直樹 教授
 
強度は、ガラスの3倍以上、鋼材にも負けない強度を誇る
溶ける温度はなく、分解温度が425度
 
プラスチックの原料に似た物質を作るシュードモナス、
それを原料そのものに変換する赤色酵母の遺伝子を
扱いやすく増やしやすい大腸菌に組み込み、
ブドウ糖を栄養に数億倍に培養、
するとプラスチックの原料となるアミノ桂皮酸を造り出す
 
シュードモナスは、傷口を緑色に化膿させる細菌
赤色酵母は、洗面台などに出来る赤カビの正体

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無色透明で無公害性の水溶性薬剤
 
防炎剤に含まれる無機リン酸、硫酸アンモニウムは、
熱を加えると木材の水を吸収
 
木材の表面を炭に変化させ、燃焼を抑制する
火が消えて温度が下がると、
吸収した水分を元の木材に戻す性質がある
 
そのため表面が炭になるだけで
中の木材が燃えないようになっている
 
この防炎剤は、全国の歴史的な建物に施されている

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●ハウス食品が開発した切っても涙が出ない玉ねぎ「スマイルボール」
 
玉ねぎを切ると目に染みて涙が出る
そんな当たり前を、変える玉ねぎを開発した
 
玉ねぎの中にあるアミノ酸と酵素が、
切った時に混ざって刺激物質:syn-プロパンチアール-S-オキシドに変化し、それが目の中に入るため涙が出る
しかしスマイルボールには、刺激物質を作り出す酵素が
ほとんどないため切っても刺激物質が生まれない
 
ハウス食品では、カレーを美味しくするため
ルーの研究だけではなくカレーに入れる食材の研究もしている
その研究で、稀に酵素が比較的 少ない玉ねぎがあることを発見
スマイルボールは、遺伝子組み換えで作ったものではない
数ある玉ねぎの中から酵素が少ない玉ねぎを選別
その玉ねぎを育てて種を取り、その種から新しい玉ねぎを栽培
さらにその中からより酵素が少ない玉ねぎを選別して、
その種から新たな玉ねぎを栽培、そんな作業を10年 ひたすら繰り返した

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普通の紙と同様だが、破れにくく、水に濡れても大丈夫
原料は石灰石、日本が自給できる天然資源
 
ライメックスは、石灰石のライムストーンと
無限のエックスを合わせた造語
 
石灰石の粉に、樹脂であるポリエチレンを
温度、時間、圧力などを調整して混ぜ、
薄く薄く伸ばして製造する
 
これまでの紙作りで必要だった水が、
ほとんど要らないため世界中から注目されている
 
一般的に1トンの紙を作るのに
100トンの水が必要だと言われている
世界の紙の生産量は、年間4億トン、
1年で400億トンの水が使われている計算になる
世界では7億人が水不足で苦しんでいる
ライメックスの技術は、水のない国でも紙を作ることができる
 
さらに技術を進化させ、ライメックスのプラスチックを開発した

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1800年代に重力を利用して投与する点滴用の器具が生まれた
 
現在の吊るす点滴で課題となっているのは、
患者が動きづらいということ
100年以上続く吊るす点滴を変える
 
空間を真空に保つ真空バルブで
国内シェア60%の入江工研(川越市)
 
入江工研が考えたのは、
重力に代わって真空を使って投与する点滴
 
ポンプの中に真空の空間を作り、点滴バッグをセット
空気を送り込むと気圧の差でピストンが動く
その力で点滴を押し出す
 
まだ開発は続く

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真夏に開催される五輪、東京の最高気温は、
この時期 平均30℃を超すため
行動で競うマラソンは、ランナーや観客の
暑さへの負担を軽減するための対策が求められている
 
道路舗装の最大手 株式会社NIPPO(さいたま市)は、
特殊な塗料を開発した
 
塗料の中に含まれる中空セラミック微粒子が、
熱の発生源となる赤外線を弾くことで
温度の上昇を大幅に抑えることができる
これは日本が世界に先駆けて開発した技術
塗装することで10℃以上 温度が下がる
 
国交省はマラソンコースとなる全ての道路を特殊塗料に切り替える予定

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・UCHIDA:埼玉県入間郡三芳町上富2048-1
カーボンは、鉄よりも強く軽い
 
ボーイング787の機体重量の半分を
カーボンにしたところ、燃費が20%も改善された
 
強い結晶構造を持つ炭素繊維で織り上げ、
樹脂を染み込ませると炭素繊維シートになる
作りたい製品の型に合わせてシートを何枚も貼り、
大きな圧力釜で高温で焼き固めて、あらゆる形に加工する
 
この加工には、職人の技術が必要となる
 
ランボルギーニを愛するUCHIDA:内田敏一 社長は、
ランボルギーニ研究所:パオロ・フェラボリ所長から
エンジン部品の製造を依頼され、今もなお研究開発を続けている

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●人の感情を可視化する感性アナライザ
 
慶応義塾大学理工学部の満倉靖恵准教授が開発
 
感性アナライザ
 
ヘッドホンのような装置を装着すると
タブレットの画面に5色のグラフが表示される
人は感情によって決まった脳波が出している
約17年で集めた実際の脳波信号データを
もとにアルゴリズムを設計
その脳波を感性アナライザで計測し、好き(赤)、
興味(黄色)、ストレス(青)、集中(紫)、
眠気(緑)の5つの感情をリアルタイムで数値化する
 
すでに企業のサービスや商品など
マーケティングや研究開発での利用が始まっている

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開発したのは、80歳になる松平寛夫
 

 
普段は松平製作所の社長として
回転寿司の部品などを製作している
住所:石川県金沢市桂町イ37-1 TEL:076-267-1710
紫→赤→黄色→緑と4色に輝く
 
銅等の炎色反応を呈する金属化合物の粉末を、
ろう等の固形燃料や結合剤に混合して成形した燃焼体
 
芯を有しない燃焼体のため点火した時、
炎が燃焼体の表面全体を燃焼させてしまい、
短時間で燃え尽きてしまうのが問題だった
 
そこで燃焼体の上端に燃焼制御リングを装着することで、
炎は下方へゆっくりと長時間 発光し続けることに成功した

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