開発したのは、大日本印刷
 
細かい凹凸状のレンズが組み込まれたフィルム
普通の透明な窓ガラスでは、光はそのまま直進するだけ
しかしDNP採光フィルムは、取り込んだ光を上に屈折させる
夕方になっても明るいため照明を点ける時間が短縮できる
 
他にもDNP農業フィルムは、
ビニールハウスの作業スペースの床に貼るだけで
光を反射させ、葉の裏側にも当てることで
野菜の成長を早め、約2倍の収穫量を実現した

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従来のコンクリートには中に鉄筋が入っており、
塩害による錆を防ぐため厚みが必要だった
 
1
 
HPC(ハイブリット・プレストレスト・コンクリート)
強度を保ちつつ薄く加工ができるコンクリート
 
鉄筋の代わりに炭素繊維を使用しているので
錆びることなく薄く作ることが可能になった
さらに中に繊維が入っているので
コンクリートが崩れても剥落しない
 
従来のコンクリートに加重をかけるとヒビが入ってしまう
HPCに加重をかけると同様にヒビが入るが、
線維と炭素繊維のおかげで形が戻る
 
HPC沖縄
〒904-2203 沖縄県うるま市字川崎468−208
電話:098-989-5240
 
開発した阿波根昌樹さんによると、
コンクリートが金属に近づき使い勝手が広がるという

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開発したのは東北大学 金属材料研究所 千葉晶彦 教授
主な原料は、熱や摩擦に強いコバルト、硬くて腐食に強いクロム
体内に入れる医療機器である人工関節や
義歯用の素材として注目されている
 
これまでもコバルトとクロムの合金は、
医療機器の材料として使われてきたが、
金属アレルギーの問題は避けられなかった
原因は、合金に含まれるニッケル
金属の中でもアレルギーを引き起こしやすいことで知られている
ニッケルには粘りがあり混ぜると
合金の加工性が上がるため使用されている
 
窒素を利用したコバリオンは、
金属アレルギーの原因であるニッケルを使用していない

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●大規模沖合いけす
それは、通常の3倍以上のサイズの縦横30m
これまでの養殖とは違い、湾の外 沖合に設置される
天然に近い環境でより美味しい魚に育てる
 
大型いけすが沈められるのは、水深15m
波や赤潮の影響を受けにくい
さらに天然のブリが暮らす深さと同じ
水上に浮かせるときは、タンクに空気を送る
稚魚をいけすに入れると、魚が逃げないように網で蓋をする
空気を抜けば、ゆっくりと水深15mの位置まで沈んでいく
 
実証実験には、近畿大学 農学部水産学科も参加
1.5キロのブリの稚魚を1年で5キロまで成長させる
一部の稚魚にセンサーを付け、行動を記録
湾内のいけすと沖合の大型いけすの成長の違いを調査する
 
●自動エサやりシステム
海上にエサ貯蔵施設を造り、
タンクから圧縮空気で送り出され、
海底の配管を通って、いけすに送られる
タブレット端末でエサを上げたり、その状況を確認できる
海の状態が荒れても、陸上からエサを与えることができる

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開発を進めるのは、国立研究開発法人 農研機構
生物機能利用研究部門:高野誠
 
スギ花粉米とは、スギ花粉の一部を組み込んだ米
 
花粉症とは、花粉が体内に入った時に
花粉を危険な異物だと体が判断し、
追い出そうと過剰反応してしまうアレルギー症状
そのアレルギーを起こす成分を食べ物として
体内に摂りこむことで体が安全なものと認識するようになり、
アレルギー反応が起きにくい体質になる
 
すでに動物実験は成功し、
人が食べて効果を検証する段階に入っている
 
しかし食品ではなく医薬品として開発しているので、
スーパーではなく薬局に並ぶ可能性が高い

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●野菜が育つ厚さ0.06㎜のフィルム「アイメック」
 
開発したのは、メビオール代表 森有一
 
フィルムには、ナノサイズの穴が空いており
ごくわずかな水と養分を通す
水を吸うと外に流さない性質がある
紙おむつと同じ素材が使われている
 
森は、かつて人工透析のフィルターを研究していた
人工透析のフィルターは、病原菌を通さず、老廃物のみを除去する
フィルムには、その技術が生かされている
水や養分は通しても、病原菌は通さない
 
これまでパプリカ、小松菜、メロン、キュウリまで様々な野菜を栽培してきた
 
2009年、ほとんど雨が降らない中東のドバイでトマトの栽培に成功

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●淡水魚と海水魚が共存できる好適環境水
 
岡山理科大学 山本俊政 准教授の研究
海がない場所でも海水魚が養殖できる技術
淡水魚も海水魚も水から取り込まなければいけない必要な成分は決まっている
淡水魚と海水魚に共通する生きていくうえで最低限 必要な成分を突き止めた
それはナトリウム、カリウム、カルシウム
これらの成分を基に好適環境水は作られた
 
さらに研究の結果、始めてから10年間、一度も病気をしていない
塩分濃度が海水より薄く、限りなく淡水に近い特殊な環境のため
病原体が繁殖しにくい
 
これまで好適環境水を使って、トラフグ、ヒラメ、
ウナギ、クエ、クロマグロなどの養殖に成功
 
そして現在、ブラックタイガーの養殖を研究している

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石油由来のプラスチックは、半永久的に分解されない
そこで期待されているのが石油を使わないバイオプラスチック
しかし植物由来のバイオプラスチックは、
強度が低く、溶ける温度が低い
 
●遺伝子組み換え大腸菌から造られるバイオプラスチック
 
開発したのは、
北陸先端科学技術大学院大学:金子達雄 教授
筑波大学:高谷直樹 教授
 
強度は、ガラスの3倍以上、鋼材にも負けない強度を誇る
溶ける温度はなく、分解温度が425度
 
プラスチックの原料に似た物質を作るシュードモナス、
それを原料そのものに変換する赤色酵母の遺伝子を
扱いやすく増やしやすい大腸菌に組み込み、
ブドウ糖を栄養に数億倍に培養、
するとプラスチックの原料となるアミノ桂皮酸を造り出す
 
シュードモナスは、傷口を緑色に化膿させる細菌
赤色酵母は、洗面台などに出来る赤カビの正体

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無色透明で無公害性の水溶性薬剤
 
防炎剤に含まれる無機リン酸、硫酸アンモニウムは、
熱を加えると木材の水を吸収
 
木材の表面を炭に変化させ、燃焼を抑制する
火が消えて温度が下がると、
吸収した水分を元の木材に戻す性質がある
 
そのため表面が炭になるだけで
中の木材が燃えないようになっている
 
この防炎剤は、全国の歴史的な建物に施されている

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