●糖尿病を500円で測定できる足立区の糖尿病診断アクセス革命

 

・梅田調剤薬局:東京都足立区

自己採血:指の腹を消毒して乾いたら採血針で血を採る

容器入れた血を検査器にかける

測定時間は一人当たり約6分

 

測定するのは血糖値ではなくHbA1c(ヘモグロビンA1c)

過去1~2か月の血糖値の平均を表しているので

その日の食事などに左右されない

 

6.9%以上は糖尿病予備軍

6.5%以上は糖尿病の疑いが強い

 

HbA1cはこれまで病院など限られた場所でしか測れなかった

指先採血HbA1c測定機器:A1c GEARを株式会社サカエが開発したことで

2015年5月から足立区では薬局での糖尿病簡易測定をスタートさせた

 

足立区民であれば1回500円、区民以外は1回1000円

薬局は簡易測定で疑いの強い人が

病院を受診すると足立区から報酬として区から500円が受け取れる

(300)

スポンサード リンク

●空間の限られた範囲にだけ音を届ける事ができる超音波スピーカー

 

立命館大学 音情報処理研究室の研究

 

150に及ぶ小さなスピーカーひとつひとつが超音波を出すことで

空間の限られた範囲にだけ音を届ける事ができる

 

複数の超音波信号を発し、

それらが1点に混ざり合ったところだけに音が発生する技術

 

音は高すぎると聞こえないようになるが

超音波と超音波を重ねると

2つの超音波が打ち消しあって音が低くなる

それを差音と言い、結果 音が聞こえるようになる

 

リビングでそれぞれ違った音を1つの部屋で楽しめるようになる

(282)

●電波振動で揚げ物を劇的に変える「Dr.Fry」

 

開発したのは株式会社エバートロン

 

フライヤーの中に電波振動を起こす「Dr.Fry」を沈めるだけ

 

「Dr.Fry」を使いながら揚げると、

油や具材の中の水分が1秒間に5万回のスピードで振動

水の粒が小さくなりキメが細かくなる

 

サクサク、ふわふわな揚げ物が簡単に作れる

 

「Dr.Fry」の噂は、プロの料理人の間で口コミで広がり、

いまや全国で1000台が稼働中

(548)

●撃たれる感覚が体験できる振動

 

NTTコミュニケーション:渡邊淳司が研究しているのは、

何かが体を突き抜けるような気がする振動

 

お腹に巻くベルトの中には、

お腹と背中に当たる位置にスピーカーが付けられている

 

2つのスピーカーにわずかな時間差で

振動を送ることで何かが体を貫通したように感じる

 

普通に叩くと振動は横に広がってしまう

スピーカーの周りをうまく囲むことで

振動を縦に体に送り込む

 

映画やゲームにより臨場感を出すアイテムとして研究が続いている

(228)

●引っ張られる感覚を作り出す「ぶるなび3」

NTT厚木研究開発センタ:神奈川県厚木市が開発

「バーチャル犬の散歩」と黒くて丸い「ぶるなび3」

 

「ぶるなび3」を手に持ち、犬がいるバーチャル空間の前に立つ

すると特に引っ張られてもいないのに

画面の犬に引っ張られる気がする

 

NTTコミュニケーション科学基礎研究所:五味裕章によると

これまで引っ張られる感覚を

本当に引っ張らないで作り出すことはできなかった

 

「ぐるなび3」の中にはおもりが入っており、

ローラーの回転で一方には速く、一方にはゆっくり動く

人間は速い動きは感じやすく、遅い動きは感じにくい

速くとゆっくり動くを高速で繰り返すことで、

まるで一方にだけ引っ張られているかのように勘違いする

 

将来的に引っ張りながら道案内できるように研究している

(348)

●鉄工所で作るプレス食材

 

ミシュランに掲載された名店がこぞって取り寄せている

それが瀬戸鉄工が作り出したプレス食材「アイパレット」

 

それはレストランの調理場では、不可能な加工

約60トンの高圧と200~300℃の高温で0.6秒の短時間でプレス

熱を一瞬しか加えないので、熱に弱い栄養素もほぼ失うことがない

 

食材を0.2ミリという薄さにプレスすることで

食材の細胞が壊れ、旨味と香りが引き出される

(490)

 

錆びついたネジも緩むマイナス42度のスプレー

 

東京 亀戸にある東洋化学商会

 

マイナス42度でネジやボルトを緩める潤滑剤

「ラストブリザード」

 

ラストブリザードは潤滑剤と冷却剤のミックス

 

まず冷却剤が錆びついたボルトを

マイナス42度で急速冷却させ、縮ませる

隙間から潤滑剤が入り込み、錆びついたボルトを緩ませる

 

冷却材をかけて潤滑剤を使う客を見て、この商品を思いついたという

(697)

●人がコントロールすることができる昆虫サイボーグ

 

シンガポールのナンヤン工科大学の佐藤裕崇氏が、

人が操ることができる昆虫サイボーグを開発した

 

カナブンの羽ばたきを電気信号で制御

今ではカナブンの飛ぶ方向もコントロールできるようになったという

 

背中に取り付けた1~1.5gの無線装置から6つの電極が出ており、

飛行、左右への旋回を無線操作できる

 

昆虫サイボーグは、災害時 無人飛行機でも入れない現場で調査を行ったり、

救難目的に応用する研究が進んでいる

装置を取り付けても昆虫は本来の虫の寿命を全うできるという

(421)

武蔵野科学研究所の開発

 

ソフテーストを水に溶かして肉に漬け込むだけで

焼いた肉が非常に柔らかくなる

 

これまで肉を柔らかくするには、

果物の果汁に漬け込んでから焼くのが一般的

 

これは果物の酵素が、肉の繊維を切っていって柔らかくなる

しかしそれでは肉本来の触感が損なわれる

 

ソフテーストは線維と線維の間に入って

押し広げることで柔らかくする

 

肉本来の触感も残し、

さらに調味料のうまみ成分が染み込みやすくなる

主成分は重曹、その他いろいろ

(957)

町の科学屋:佐藤食品工業

 

醤油やソースなどの調味料はもちろん、

椎茸、リンゴ、ブルーベリー、レモン、イチゴ、ニンジンなど

口に入るものなら何でもパウダーにしてしまう技術を持つ

 

中でも世界中で佐藤食品工業にしか作れないのが、

●アルコール成分を残したままお酒をパウダー化

 

世界で初めてアルコール成分を

残したままお酒のパウダー化に成功した

 

ブランデー、ワイン、日本酒など

お湯に溶かすとほぼ元のブランデーに戻る

(302)

スポンサード リンク