強度が強いのに柔らかい炭素繊維を使ったカボコーマ

1968年に建てられた小松精練の旧本社は、
木の枝が折れないように縄で支える雪吊りのような仕組みで
何本ものロッドで建物を覆って耐震補強し、リニューアルされた
そのロッドが、炭素繊維を使った新素材:カボコーマ・ストランドロッド
 
 
引っ張り強度は、8.5トン
同じ重量を鉄製ワイヤーで支えようとすると
鉄製ワイヤーが9キロあるのに対し、
カボコーマはわずか1.4キロ
熱を加えると柔らかくなり、加工しやすくなる特徴がある
 
炭素繊維1本の太さは、わずか5ミクロン
横からの力に弱く、折れやすい
2万4000本の炭素繊維の組み紐の周りと、
ガラス繊維の組み紐が覆い、曲げても折れないしなやかさを生んだ
さらに樹脂材を染み込ませ、カボコーマを開発した

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