造血幹細胞で死んだ脳神経を再生させる治療

夢の扉+で紹介

1906年にノーベル賞を受賞した神経解剖学者:カハール

成熟した脳の神経細胞は死ぬ事はあっても再生することはない

カハールの呪いと謳われた学説は100年に渡り、脳医学の常識とされてきた

 

脳の血管が詰まり、その先の神経細胞が壊死してしまう脳梗塞

半身まひ、言語障害、視力障害などを引き起こし、最悪の場合 死に至る事もある

脳梗塞の新たな治療を研究している先端医療センター:田口明彦 博士

田口の行った臨床試験で、

寝たきりになる可能性のあった重度の脳梗塞患者12人の内9人が歩けるように

 

2009年、研究開始から9年、ついに臨床試験がスタート

患者本人の骨髄液を抽出

骨髄液を分離液と合わせて遠心分離器にかけ、

造血幹細胞を取り出し、静脈注射で投与する

血液のもとになる細胞が血管の中をぐるぐる巡るうちに血管が活性化していく

ダメージを受けた神経細胞の周りには神経のもとになる細胞が現れる

活性化した血管から神経のもとに栄養や酸素を送る事で

細胞は新しい神経に変化することが分かった

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