2011年、脳卒中で倒れた女性は、医師から左半身不随と診断
17日後からHALを使用しての機能回復トレーニングを開始
トレーニング開始20日後、
麻痺して動かなくなっていた左足を上げられるように
さらにその翌日には一人で立ち上がれるまでに回復
もう歩けないと宣告されてから2か月後、
女性さんは自らの足で歩いて退院した
●歩けなくなった人をアシストするロボットスーツ「HAL」
開発したのは、筑波大学から生まれたサイバーダイン社
電極パッドを足に付け、HALを装着
使う人に合わせてアシストする力を調節しトレーニングする
歩こうという意思は、
微弱な電気信号となって脳から神経を通じ筋肉に送られる
その電気信号は皮膚の表面にも漏れ出る
HALはこの微弱な電気信号を皮膚に貼った電極パッドで読み取る
信号を感知するとベルトのコンピューターが解析し、モーターを駆動する
これを瞬時に行い、
装着した人の意思通りに歩けるようにアシストしてくれる
さらに歩行をスムーズに行えるように、
重心や姿勢を制御するプログラムも組み込まれている
このトレーニングを繰り返すと歩けたという感覚が、
脳にフィードバックされる
脳は歩くのに必要な信号の出し方を改めて学習する
現在、160施設が500体をレンタルで導入している
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