建築技術」カテゴリーアーカイブ

従来のコンクリートには中に鉄筋が入っており、
塩害による錆を防ぐため厚みが必要だった
 
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HPC(ハイブリット・プレストレスト・コンクリート)
強度を保ちつつ薄く加工ができるコンクリート
 
鉄筋の代わりに炭素繊維を使用しているので
錆びることなく薄く作ることが可能になった
さらに中に繊維が入っているので
コンクリートが崩れても剥落しない
 
従来のコンクリートに加重をかけるとヒビが入ってしまう
HPCに加重をかけると同様にヒビが入るが、
線維と炭素繊維のおかげで形が戻る
 
HPC沖縄
〒904-2203 沖縄県うるま市字川崎468−208
電話:098-989-5240
 
開発した阿波根昌樹さんによると、
コンクリートが金属に近づき使い勝手が広がるという

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開発・販売しているのは、ジャパンドームハウス株式会社
 
 
発泡スチロールを接着剤で貼り合わせるのに2日間
さらに高い断熱性のおかげでエアコンは1台でOK
木、鉄、コンクリートに次ぐ
第4の建材として世界的に注目されている
 
・強度
一般的な発泡スチロールの空気が
50倍に膨らませているのに対し、
新しい建材の発泡スチロールに含まれる空気の量は、20倍
 
・難燃性
本来 発泡スチロールは燃えやすいが、
新しい発泡スチロールは、難燃剤を混合しており、
燃えにくく、わずかに変形する程度
10年に及ぶ研究の末、第4の建材として認められた
 
・値段
ベーシックなタイプで700~800万円
 
千葉大学の一角では、発泡スチロールの
断熱性を生かした植物工場が稼働中

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取り壊すしかなかった建物を再生し、

耐震補強を行い建物の寿命を延ばすリファイニング建築

建築家/首都大学東京:青木茂が、15年以上かけて確立させた

 

リファイニング建築は、人間にダイエットに例えられる

体重が重いと膝に負担がかかる、

まずは体重を減らし、その上で筋肉をつける

これがリファイニング建築の考え方

 

1933年に竣工した市役所として建てられた街のシンボル

青木は、戸畑図書館(北九州市)に改修した

まず構造上取り除くことができる壁や床を外し、建物全体を軽く

必要な箇所を全て補修したのち、

今の耐震基準に合うよう補強を行う

これで建物の寿命は延びる

費用は建て替えた場合の2/3で済んだ

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音響技術を使ったコンクリート建造物の検査システム

「コンクリート音響探傷システム」

 

開発したのは東芝

 

例えば、トンネルなどの老朽検査

従来は職人が金づちで叩いた音で確認していた

 

新しい検査システムは、

スピーカーから出る音を検査部分に当て、

その音をレーザー測定器で受けて解析、

コンクリートの空洞や異物混入の状況などを、

離れた場所から検査できる

 

老朽化した部分は赤で表示されるため、

熟練した職人でなくても老朽化した部分が判断できる

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