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石油由来のプラスチックは、半永久的に分解されない
そこで期待されているのが石油を使わないバイオプラスチック
しかし植物由来のバイオプラスチックは、
強度が低く、溶ける温度が低い
 
●遺伝子組み換え大腸菌から造られるバイオプラスチック
 
開発したのは、
北陸先端科学技術大学院大学:金子達雄 教授
筑波大学:高谷直樹 教授
 
強度は、ガラスの3倍以上、鋼材にも負けない強度を誇る
溶ける温度はなく、分解温度が425度
 
プラスチックの原料に似た物質を作るシュードモナス、
それを原料そのものに変換する赤色酵母の遺伝子を
扱いやすく増やしやすい大腸菌に組み込み、
ブドウ糖を栄養に数億倍に培養、
するとプラスチックの原料となるアミノ桂皮酸を造り出す
 
シュードモナスは、傷口を緑色に化膿させる細菌
赤色酵母は、洗面台などに出来る赤カビの正体

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大腸菌が持つ4700の遺伝子のうち、

4300の遺伝子の役割が解明されてきた

 

それにより遺伝子組み換えした大腸菌を増殖ささせて、

任意の物質を大量に作れるようになった

 

●大腸菌を改良しペットボトルから没食子酸を生み出す

 

開発するのはバイオベンチャー:ジナリス

没食子酸とは、植物由来の薬品で液晶テレビなどに使う

半導体製造に欠かせない高価な薬品

 

それを石油由来のペットボトルのゴミから大腸菌を活用し作り出す

ペットボトルを食べる遺伝子を微生物から取出し、大腸菌に組み込む

その大腸菌を増殖させ、大腸菌にペットボトルを食べさせる

するとペットボトルが生物変換を起こし、没食子酸を生み出す

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