救急搬送を変えた公務員:円城寺雄介

夢の扉+で紹介

2006年、分娩を待つ32歳の妊婦が激しい頭痛に襲われ、意識を失った

治療できる専門医を探したものの19もの病院から受け入れを断られる

受け入れ先が決まったのが4時間後、

ようやく運ばれた先で意識を失ったまま出産

しかしその8日後に亡くなった

 

こうした悲劇を繰り返さないために、

佐賀県は救急搬送のシステムを改革し、搬送の短縮に成功した

立役者は佐賀県庁に勤める公務員:円城寺雄介(情報・業務改革課)

●救急搬送を変えた公務員

通常、複数の専門医が必要な場合、

一回の電話で搬送先が決まる事はほとんどない

円城寺は、地元の消防署を訪ね、救急車に乗せてもらうように要望

そこで見たのは搬送する病院を探すため、

一軒一軒電話をかける救急隊員の必死な姿

 

もっと早く搬送先を探す方法はないのだろうか?

 

行政、消防、病院が協力し、わずか1年で画期的なシステムが誕生した

●救急搬送システム:99さがネット

タブレットの画面には、あらゆる診療科目が表示されている

まず病院側が、現在 どんな専門医が待機しているか?

をリアルタイムで入力

救急隊員が画面から患者の症状にあった科目を選択すると、

その時点で受け入れ可能な病院が表示される

・病院側の意識を変える秘密

タブレットには各病院の救急患者の受入数と断った件数が表示

受入が多い順に並ぶ、そのアイデアが医師たちの意識を変えた

群馬県ではシステム導入から1ヵ月で、受け入れ不可が3割も減った

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