夢の扉+で紹介
人工衛星を製造し打ち上げるまでの費用は数百億円
それをわずか3億円で実現するベンチャー企業
中村友哉CEOが率いるアクセルスペース
その製造拠点は都心のビルのワンフロアーにある
手造りのクリーンルームで作られているのは、50㎝四方の超小型衛星
打ち上げまでにかかる期間も
JAXAの「だいち」9年に対し、2年以内が目標
その費用は470億円に対し、3億円
内閣府と東京大学が薦める地球観測プロジェクトの
「ほどよし1号」の製造を多掛けている
地上をカメラで観測する事が主な目的
●人工衛星の製造費を1/100にした秘密
例えば、人工衛星の角度が1度狂っただけで
地上の撮影ポイントは10キロもズレてしまう
中村らは誤差 数百万分の一度のセンサーを自ら作り、開発費は850万円
その他にも主要な機器の多くを自分たちで開発する
大型の衛星と違い、搭載する機能を必要最小限に絞り開発期間も短縮
小さくて軽い衛星は、大型衛星の打ち上げに相乗りさせてもらえる
2013年11月21日、「ほどよし1号」をロシアで打ち上げ
しかし切り離された「ほどよし1号」は予定の軌道を外れ、
想定以上の強い放射線を浴びたことで姿勢を制御するセンサーが故障
「ほどよし1号」は失敗した
2014年11月6日、「ほどよし1号」をロシアで打ち上げ、分離に成功
午後8時56分、「ほどよし1号」からの信号が届いた
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