炭素繊維」タグアーカイブ

従来のコンクリートには中に鉄筋が入っており、
塩害による錆を防ぐため厚みが必要だった
 
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HPC(ハイブリット・プレストレスト・コンクリート)
強度を保ちつつ薄く加工ができるコンクリート
 
鉄筋の代わりに炭素繊維を使用しているので
錆びることなく薄く作ることが可能になった
さらに中に繊維が入っているので
コンクリートが崩れても剥落しない
 
従来のコンクリートに加重をかけるとヒビが入ってしまう
HPCに加重をかけると同様にヒビが入るが、
線維と炭素繊維のおかげで形が戻る
 
HPC沖縄
〒904-2203 沖縄県うるま市字川崎468−208
電話:098-989-5240
 
開発した阿波根昌樹さんによると、
コンクリートが金属に近づき使い勝手が広がるという

(2209)

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・UCHIDA:埼玉県入間郡三芳町上富2048-1
カーボンは、鉄よりも強く軽い
 
ボーイング787の機体重量の半分を
カーボンにしたところ、燃費が20%も改善された
 
強い結晶構造を持つ炭素繊維で織り上げ、
樹脂を染み込ませると炭素繊維シートになる
作りたい製品の型に合わせてシートを何枚も貼り、
大きな圧力釜で高温で焼き固めて、あらゆる形に加工する
 
この加工には、職人の技術が必要となる
 
ランボルギーニを愛するUCHIDA:内田敏一 社長は、
ランボルギーニ研究所:パオロ・フェラボリ所長から
エンジン部品の製造を依頼され、今もなお研究開発を続けている

(245)

1968年に建てられた小松精練の旧本社は、
木の枝が折れないように縄で支える雪吊りのような仕組みで
何本ものロッドで建物を覆って耐震補強し、リニューアルされた
そのロッドが、炭素繊維を使った新素材:カボコーマ・ストランドロッド
 
 
引っ張り強度は、8.5トン
同じ重量を鉄製ワイヤーで支えようとすると
鉄製ワイヤーが9キロあるのに対し、
カボコーマはわずか1.4キロ
熱を加えると柔らかくなり、加工しやすくなる特徴がある
 
炭素繊維1本の太さは、わずか5ミクロン
横からの力に弱く、折れやすい
2万4000本の炭素繊維の組み紐の周りと、
ガラス繊維の組み紐が覆い、曲げても折れないしなやかさを生んだ
さらに樹脂材を染み込ませ、カボコーマを開発した

(216)

セルロースとは植物繊維の一種

それをナノレベル(1/10億m)まで細かくした素材

 

京都大学 生存圏研究所:矢野浩之 教授は、

セルロースを微細化すると優れた特徴を発揮することを発見した

 

●強度

紙の原料となるパルプを水に溶かし、

機械や特殊な化学薬品などを使って細かくほぐす

ノリのような液体を乾かすと、鋼鉄と ほぼ同じ硬さを誇る

 

●耐熱

さらに160度に熱した油に入れると、

わずか10秒でプラスチックは変形するが、

セルロースナノファイバーは耐える

 

●透明なフィルム

またフィルム状にしたセルロースナノファイバーを

特殊な液に浸すと透明になる

 

髪の毛の約1/2万の細さながら抜群の強度を誇る新素材

従来のプラスチックに替わる より性能の優れた材料

今までプラスチックでは入れなかった環境にも入っていく可能性がある

 

ライバルとされるのは、

すでに航空機などで実用化されている炭素繊維

石油や石炭を原料にして作られる

 

一方 セルロースナノファイバーは植物由来

コストでも優位に立つと言われている

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