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「東京大学」タグアーカイブ
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東京大学農学生命科学研究科 細谷将の研究チームが開発
●100%フグのオスが生まれる養殖技術
フグも人間と同じで性染色体がXYならばオス、XXならばメス
オスに女性ホルモンを混ぜたエサを与え、
オスなのに卵が産める偽メスをつくりあげる
偽メスと普通のオスを交配させて
通常ではありえないYYの染色体を持つ超オスを誕生させた
超オスと交配して生まれてくる子供は、
必ずXYの染色体になり、通常のオスしか生まれなくなる
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東京大学大学院:牧野泰才が開発
装置に紙風船を置くと映像を通して隣の装置に映し出される
映像の紙風船を突くと本物の紙風船が落ちる
さらに離れた場所で手と手が触れ合う感覚も得られる
●原理は超音波
装置には市販の超音波のスピーカーが1000個
企業と協業で研究を重ねてきた 将来的に離れて暮らす祖父と孫、遠距離恋愛中のカップルなど
実際に会うことができない関係を埋めることができるようになる
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太陽光発電は天候に左右されやすく発電量が不安定
電力会社は発電量に合わせて需要と供給のバランスを調整する
●デジタルグリッドルーター
東京大学大学院:阿部力也 特任教授が開発
インターネットで情報をやり取りするように
指定した量の電気を送り、受け取ることができる
太陽光発電と蓄電池を設置した住宅や企業が
ルーターでつながれば電気を自由に分け合うことができる
例えば平日の昼間は電力使用が少ない家庭から企業におすそ分け
休日は会社で作った電気を家庭におすそ分け
電気を蓄電池に貯め、お互いに融通しあうことで
自然エネルギーの不安定さをカバーできる
阿部は新たな電力ネットワーク作りを目指している
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●電子回路が描けるペン
・AgIC(エージック):文京区
東京大学OBが立ち上げたベンチャー企業
世界初の電気が通るインクを開発
銀を含めたインクが入ったペン
銀は電気を通すので書くだけで配線の代わりになる
通常 基盤を作るには1週間ぐらい、費用も1万円を超える
線を描くためのペンと消すためのペン、
家庭用プリンター向けのインクカートリッジ、
回路を印刷、もしくは書くだけでするだけ
専用の紙があれば基盤開発のためのテストが簡単にできる
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夢の扉+で紹介
人工衛星を製造し打ち上げるまでの費用は数百億円
それをわずか3億円で実現するベンチャー企業
中村友哉CEOが率いるアクセルスペース
その製造拠点は都心のビルのワンフロアーにある
手造りのクリーンルームで作られているのは、50㎝四方の超小型衛星
打ち上げまでにかかる期間も
JAXAの「だいち」9年に対し、2年以内が目標
その費用は470億円に対し、3億円
内閣府と東京大学が薦める地球観測プロジェクトの
「ほどよし1号」の製造を多掛けている
地上をカメラで観測する事が主な目的
●人工衛星の製造費を1/100にした秘密
例えば、人工衛星の角度が1度狂っただけで
地上の撮影ポイントは10キロもズレてしまう
中村らは誤差 数百万分の一度のセンサーを自ら作り、開発費は850万円
その他にも主要な機器の多くを自分たちで開発する
大型の衛星と違い、搭載する機能を必要最小限に絞り開発期間も短縮
小さくて軽い衛星は、大型衛星の打ち上げに相乗りさせてもらえる
2013年11月21日、「ほどよし1号」をロシアで打ち上げ
しかし切り離された「ほどよし1号」は予定の軌道を外れ、
想定以上の強い放射線を浴びたことで姿勢を制御するセンサーが故障
「ほどよし1号」は失敗した
2014年11月6日、「ほどよし1号」をロシアで打ち上げ、分離に成功
午後8時56分、「ほどよし1号」からの信号が届いた
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夢の扉+で紹介
内科医であり世界屈指の科学者:児玉龍彦(東京大学教授)
副作用だけを抑え、がん細胞だけを攻撃する新薬の開発に挑んでいる
児玉は新薬を開発するため、
スーパーコンピューター京と最先端分野のスペシャリストを結集させた
●なぜ抗がん剤は辛い副作用をもたらすのか?
人の体は無数の細胞でできている
その細胞の中にある遺伝子に
何らかの原因で傷がつくと制限なく細胞が増殖を続ける
抗がん剤は盛んに増殖する細胞をめがけ攻撃する
しかしその細胞ががんではない事も
皮膚、毛髪、骨髄の細胞は正常な状態でも活発に増殖する
そうして正常な細胞にもダメージを与えてしまう
これが副作用の原因
●副作用だけを抑え、がん細胞だけを攻撃する新薬
開発するのは性質の違う2つの薬
1つ目はがん細胞を見つけ出しくっつく
次に2つ目がその薬と合体、がんを攻撃
薬にチームプレイをさせる画期的な考え
結ばれてこそ力を発揮するがん治療薬を
児玉は愛の神:キューピットと彼に恋する娘:プシケの愛の抱擁に例えた
タンパク質工学のスペシャリスト:杉山暁 助教授はキューピット担当
少しでもがん細胞とくっつきやすいタイプのタンパク質を開発
薬学のスペシャリスト:清水洋平 特任助教授は がんを攻撃するプシケを担当
プシケのがんを攻撃する力を少しでも高める
極小の世界を解析するスペシャリスト:溝端栄一 助教授(大阪大)が
薬の合体の設計を助ける
プシケとキューピットの結晶を作り、X線を当て姿をはっきりと捉える
2つが結合した大きさは1/20万㎜
分子シミュレーションのスペシャリスト:篠田恵子 特任助教授が、
スパーコンピューターを用い、大阪大が明らかにした結晶構造を基に
プシケとキューピットが体内でどう合体しているか?をシミュレーション
これが世界が注目するスパコン創薬
篠田はキューピットやプシケの形や動きを少しずつ変え、
一番がん細胞に有効なタイプを探っていく
まずは大腸がん向けの薬で特許を出願、10年以内の実用化を目指している
全身に転移したがんの治療薬としても期待がされている
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