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夢の扉+で紹介

 

獲れてから5日も経ったサバは

生で食べられるわけがないのが常識だった

●生魚の鮮度を保つアクアナノバブル

開発したのは魚市場で仲卸をする丸福水産の会長:最上賢一

 

獲った魚が傷む原因は、水中の酸素が酸化し細菌を増殖させるため

それなら酸素を追い出さば良い

水中を窒素の泡で満たし、酸素を追い出すと最上は閃いた

ただ大きな泡をブクブク出しても水面に上昇するばかりで意味がない

アクアナノバブルは限りなく細かい泡を作り、水に混ぜ込んでしまう

装置の筒状の部分にはハニカム構造の板が入っている

それを何層にも重ね、それを微妙にズラす事で隙間を作る

そこに窒素を通す事で、1/100万㎜という小さな泡:ナノバブルを生み出す

ナノバブル化した窒素は、水中の酸素と合体し、水の外に追い出す力がある

こうして水中の酸素が減り、その代わりに窒素で満たされていく

 

●養殖魚を2倍成長させるアクアナノバブル

夏場は水中の酸素濃度が低下する

魚はエサを食べる時に酸素を使うので

エサをやり過ぎると魚が窒息死してしまう

そのため夏場はエサを少なくするのが養殖業界の常識とされてきた

ところが水中を酸素の泡で満たせば、

エサを豊富に与えられるため魚は早く大きく成長する

ナノバブルを使った魚は倍近いスピードで急成長する

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